車検の必要書類
車を車検に出す場合には必要な書類がいくつもあります。
ユーザー車検を受けようとするなら、7点もの書類を必要とします。
ひとつでも不備があると、車検に通らず車が使えないという事態になりかねません。
快適なカーライフを送るためにも、予備知識を蓄えておきましょう。
業者に車検を依頼する場合
一般的に整備工場やガソリンスタンドに車検をお願いする場合に必要になる書類は以下の3点です。
・車検証
車の購入時、車検完了時に交付される書類です。
車検証は必ず車に積んでいなくてはならない書類で、積んでいない車は走ることはできません。
・自動車損害賠償責任保険証明書
自動車の持ち主は必ず入らなくてはいけない自賠責保険です。
車検対象自動車が車検証を交付されるためには、車検有効期間よりも保険期間が長くないといけません。
・自動車税納税証明書
自動車税の納付が行われているか確認するための書類で、毎年5月に納税通知書と共に送られてきます。
金融機関やコンビニで支払うと、通知書から切り離され手元に残りますが、その他の方法で支払うと収納印が押されずに、証明書として利用できない場合があるため注意してください。
この証明書は、「自動車税を滞納していない」「納付から3週間以上経過している」ことを条件に省略できます。
ユーザー車検、自分で作成できる書類
ユーザー車検で必要な書類は全部で7点、内3点は業者に依頼する場合と同じです。
ここからは他4点をご説明します。
・自動車検査票
検査項目の合否を記録する用紙で、全ての項目に合格印が押されない場合には車検証が交付されません。
・自動車重量税納付書
この納付書に税額相当の印紙を貼り付け申請を行います。
・継続検査申請書
車検証をコンピュータで発行するために必要となる用紙です。
ご家庭などでインターネットから印刷することも可能ですが、印刷条件に細かな指定があるため、運輸支局窓口からもらう方が確実です。
ここまでの書類は車検当日に運輸支局でもらい、局内の見本などを参考にご自身で作成します。
車検証に記載された内容が主な記入事項です。
ユーザー車検、自分で作成しない方が良い書類
ご自身で作成することも可能ですが、業者に依頼した方が良い書類が1点あります。
・定期点検整備記録簿
車検(運輸支局での手続き)前に車の整備点検をする場合に必要です。
車検後に整備点検を行う場合には、車検当日には必要ありません。
用紙は整備振興会などで購入するか、インターネットで無料で印刷することができます。
こちらの書類を完成させるには、非常に専門的な技術や知識が必要になるので、専門の業者に依頼することを推奨します。
また、車検後の整備点検を行わないケースも多くなっているようです。
車検は車の安全を保障する検査ではないため、後々不具合が起きたり、それにより事故につながる恐れもあります。
ユーザー車検を受ける際にも、必ず業者で整備点検を受けましょう。